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●ハワイ文化:自然崇拝、神への道

HAWAIIAN PETROGLYPHS
Rainbow Man:Alii 王族、虹は神からの贈り物 保護を表す
      Runner:伝令
         Turtle:Honu 亀 子供を守る神
             Canoe Paddler
カヌーの漕ぎ手
歴史について調べれば調べるほど、日本人と現地のハワイアンとの共通点を多く発見する事ができます。
日本の神道の考え方と同じように古代のハワイアンたちにとって、全人類・全世界、要するに、全て自然から生まれたものでした。
ハワイ語の「アイナ」という単語を辞書で調べると、"land"(土地)という意味だそうです。しかし「アイナ」という意味はもっと深い物があり、ハワイ語から直訳すると、「食べさせてくれるもの」「生を与えてくれるもの」となります。
古代ハワイアンたちはアイナに頼り、生きることができました。食物、服、家、武器、道具、楽器、カヌーなど、衣食住に関するもの、全てを植物、動物もしくは魚介類などから無駄なく利用しました。
これらは、神(自然)からのギフトだと考え、感謝の気持ちをもってハワイアンたちはアイナ(自然)を崇拝し、アイナを大切にする責任が自分たちにあることを自覚していました。このように人間と自然とのバランスを計りながら、調和を保った関係を望み、営んできたわけです。
同じ火山島である日本もそうであるように、ハワイの伝統は農業文化にあります。自然を主体とし、美を尊重する考え方は日本、ハワイも同じです。全ての自然に神は存在すると考え、名称をつけ、崇拝するのです。
"Sence of place"(「センス・オブ・プレイス」)という表現を現地のハワイアンの人たちはよく使います。彼らはその自然の場所に何かを感じ、神の存在を信じます。多くの日本人の方々にこの"Sence of place"の概念を理解していただけるような気がします。プナのそれを感じ、受け入れることによってハワイでの生活と体験がもっと心地よいものになるのではないでしょうか。
ハワイの歴史や文化も一言で表現できるものではありません。しかし、同じ島国である日本で生まれ育ったわたくしたちとは自然美に対して感覚的に多くの共通点があります。それらも交え、今後紹介していきたいと思います
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